パタカラ体操で声と飲み込みを守る|リズムで続けやすい口腔体操
パーキンソン病の方にとって、声が小さくなる、はっきり話しにくい、飲み込みにくいといった変化は生活に直結する大きな課題です。その対策として注目されているのが「パタカラ体操」。唇・舌・喉の筋肉をまんべんなく動かし、発声と飲み込みの両方を支えるシンプルで効果的なトレーニングです。今回は、パタカラ体操に特化した動画と、パタカラを含む総合的な口腔体操の2本をご紹介します。リズムに合わせて行うことで、毎日の習慣に取り入れやすくなります。
目次
パタカラ体操とは?
「パタカラ体操」とは、「パ・タ・カ・ラ」という音を繰り返し発声する体操です。唇・舌先・舌の奥・舌全体をまんべんなく使うため、口腔の筋肉を効率よく刺激できます。
パタカラ体操が効果的な理由

「パ・タ・カ・ラ」という4つの音を繰り返すことで、唇・舌先・舌の奥・舌全体をバランスよく動かせるのがパタカラ体操の特徴です。これにより、声がこもらずはっきり出やすくなるだけでなく、食べ物や飲み物を飲み込む力も支えられます。さらに、メトロノームのリズムに合わせて行うと単調にならず、自然と続けやすくなるのも魅力です。声を出すこと自体が脳への刺激となり、気分のリフレッシュにもつながります。
体操を始める前の準備と注意点
安全に行うためには、体の姿勢や環境を整えてから始めることが大切です。背筋を伸ばして椅子に深く腰をかけ、足の裏をしっかり床につけましょう。喉が乾いていると声が出にくくなるため、少し水分をとってから始めるのがおすすめです。体調がすぐれない日や痛みを感じるときは無理をせず、短時間から少しずつ取り組むことを心がけてください。
【動画①】パタカラ体操に特化したトレーニング
こちらは、パタカラ体操に集中したシンプルな内容です。メトロノームのリズムに合わせて「パピプペポ」「タチツテト」「カキクケコ」「ラリルレロ」と順番に発音し、それぞれの部位を意識しながら鍛えていきます。唇、舌先、舌の奥といった異なる筋肉をまんべんなく使うことで、声をはっきり出す練習と同時に、飲み込みにも役立つ動きが自然に身につきます。最後には挨拶の発声でしめくくられ、日常生活に直結する実践的なトレーニングとなっています。
【動画②】パタカラを含む総合的な口腔体操
もうひとつの動画は、パタカラに加えて深呼吸や「あー」「あいうえお」の発声を取り入れた総合的なプログラムです。最初に姿勢を整え、鼻から息を吸って口をすぼめて吐くことで呼吸を安定させ、その後「あー」と10秒声を出し続けます。さらに大きな口を開けて「あいうえお」を発音し、そこから「パタカラ」に移ります。最後は「お疲れ様です」と挨拶をして終える流れになっており、声の出しやすさ、滑舌、飲み込み、そして表情筋まで幅広く刺激できる工夫が盛り込まれています。
続けるための工夫と取り入れ方
すべてを一度に行う必要はありません。体調や気分に合わせて、一部だけを取り入れても十分効果があります。たとえば、朝は深呼吸で目を覚まし、食事前にパタカラ体操をして飲み込みを整え、寝る前には挨拶の発声で締めくくるといったように、生活のリズムに合わせて取り入れると無理なく続けられます。
習慣化によって得られる変化
続けていくうちに、声が出やすくなり、会話がスムーズに楽しめるようになります。食事のときの飲み込みもスムーズになり、誤嚥や食べこぼしの不安が少なくなるでしょう。また、口を大きく動かすことで表情が柔らかくなり、人との交流がより快適になる効果も期待できます。
まとめ:パタカラ体操で声と嚥下を守ろう
パタカラ体操は、声と飲み込みの両方を支える効率的な口腔体操です。動画①はパタカラに特化した短時間のトレーニング、動画②はパタカラを含む総合的な内容となっており、目的や体調に応じて選ぶことができます。自宅で無理なく続けられるこの体操を習慣にすることで、声・嚥下・表情を守り、安心して日常生活を過ごせるようになるでしょう。
ご紹介Youtubeチャンネル
言語聴覚士による口腔体操とリハビリ体操のYoutubeチャンネル
専門職の視点で、無理なく、効果的に取り組める口腔・発声体操を多数公開しています。
ご本人だけでなく、ご家族や施設職員の方にも役立つ内容です。ぜひ一度ご覧ください。
口腔体操 言語聴覚士による口腔体操とリハ体操
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