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株主・投資家の皆様へ

新 俊彦

信頼の再構築から、
持続的な企業価値向上へ

株主・投資家の皆様には、平素より株式会社サンウェルズへのご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございます。

このたび、代表取締役社長に就任いたしました新俊彦でございます。

当社は、「自らが輝き、人を元気にする」という理念のもと、PDハウスをはじめとする有料老人ホーム、デイサービス、グループホーム、福祉用具貸与、加圧事業などを通じて、ご利用者様お一人おひとりの暮らしと人生を支えてまいりました。

創業以来、当社が培ってきた専門性、現場力、そしてご利用者様・ご家族様に真摯に向き合うスタッフの努力は、当社の事業価値の源泉です。私は、創業者が掲げてきた「自らが輝き、人を元気にする」という理念を、今後の経営においても大切な原点として堅持し、次の成長段階へ確実に承継してまいります。

一方で、当社は現在、極めて重要な経営局面にあります。

診療報酬請求に関する一連の問題を受け、株主・投資家の皆様をはじめ、多くのステークホルダーの皆様に多大なるご心配をおかけしてまいりました。これまで皆様からいただいた厳しいご意見やご指摘を真摯に受け止め、コンプライアンス、内部統制、記録・請求管理、社員教育、ガバナンス体制の強化に取り組んでおります。

今後は、これまでの課題に誠実に向き合い、信頼の再構築を着実に進めるとともに、事業構造、収益構造、経営管理体制を再点検し、持続的な企業価値向上へ向けた経営改革を進めてまいります。

私は、長年、厚生労働省、地方公共団体等において、介護制度をはじめとする社会保障行政に携わり、退官後は、法人役員、コンサルタント、社外取締役等として、制度、法律、経営のそれぞれの立場から医療・介護の現場に関わってまいりました。

これまでの経験を生かし、制度の趣旨に忠実で、社会に対して正面から説明できる、透明性の高い経営を徹底してまいります。

当社の中核事業であるPDハウスは、パーキンソン病をはじめとする神経難病の方々に、専門性の高いケアと安心して暮らせる住まいを提供する事業です。

パーキンソン病を抱える方が、住み慣れた地域やご自宅で、ご家族とともに暮らし続けられることは、一つの理想です。一方で、病状の進行に伴い、日常生活の幅広い場面で支援が必要となり、ご家族だけで長期間支え続けることが困難となる場合があります。また、夜間や緊急時を含む24時間の看護・介護体制を、ご家庭や地域だけで確保することが難しい現実もあります。

私たちは、こうした方々の受け皿として、安心して暮らせる住まいと専門的な看護、介護、リハビリテーションを提供することに、重要な社会的使命があると考えています。

この社会的使命を将来にわたって果たし続けるためには、安定した経営基盤と適正な収益力が不可欠です。

今後は、必要なサービスを確実に提供し、正しく記録し、制度に基づいて適切に請求するという基本を徹底いたします。その上で、入居率の改善、施設運営の効率化、人員配置の適正化、記録・請求管理の精度向上、外部費用を含む本部経費の適正化を進め、収益構造の改善に取り組んでまいります。

また、医療・介護制度を取り巻く環境は、今後も厳しさを増していくものと認識しております。診療報酬・介護報酬の改定、人材確保難、物価・人件費の上昇等を踏まえ、従来の成長モデルをそのまま継続するのではなく、制度変化に耐え得る事業構造へ転換していくことが重要です。

当社は、社会的意義のある事業を担う企業であると同時に、上場会社として、株主・投資家の皆様からお預かりした資本に対し、責任ある経営を行う立場にあります。

そのため、今後の経営においては、次の点を重視してまいります。

第一に、信頼回復とガバナンスの強化です。

コンプライアンス、内部統制、記録・請求管理、内部監査、リスク管理を継続的に改善し、社会に対して説明可能な経営体制を構築してまいります。

第二に、収益構造の再構築です。

制度改正後の環境を前提に、各施設の稼働、単価、人員体制、コスト構造を精査し、持続可能な収益モデルへの転換を進めてまいります。

第三に、現場力を基盤とする事業価値の向上です。

当社の価値を生み出しているのは、ご利用者様に最も近い場所で働くスタッフです。現場の専門性と誇りを支え、サービス品質の向上と経営効率の改善を両立させてまいります。

第四に、財務基盤の強化及び企業価値の向上です。

金融機関、資本市場を含む関係者の皆様との対話を重ねながら、当社の事業継続、企業価値向上に資する施策を検討してまいります。

第五に、適時・適切な情報開示と対話です。

株主・投資家の皆様に対して、当社の置かれた状況、改革の進捗、リスク、今後の方針について、できる限り分かりやすく、誠実にお伝えしてまいります。

当社が守るべきものは、創業以来の志、「自らが輝き、人を元気にする」という理念、現場の専門性、そしてご利用者様とご家族様から寄せられる信頼です。

一方で、変えるべきものは、時代や制度の変化、株主・投資家の皆様をはじめとするステークホルダーの皆様からのご意見を踏まえ、ためらうことなく変えてまいります。

当社は今、信頼の再構築から、持続的な成長へ向かう新たな経営フェーズに入ります。

ご利用者様とご家族様に、ここを選んでよかったと思っていただけること。

スタッフが、誇りとやりがいを持って働けること。

地域や社会から、必要とされ続ける会社であること。

そして、株主・投資家の皆様のご期待に応え得る企業価値を着実に回復・向上させること。

その実現に向け、役員・社員一同、誠実に、かつスピード感を持って取り組んでまいります。

株主・投資家の皆様におかれましては、引き続き当社へのご理解とご支援を賜りますとともに、率直なご意見をお寄せくださいますよう、心よりお願い申し上げます。

代表取締役社長 新 俊彦

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