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2024-12-22PDハウス足立

レターボックスの小さな贈り物

その日、レターボックスを開けた瞬間、お菓子の小袋が目に飛び込んできました。見慣れない土地の名前が書かれた鮮やかな小袋。何気ないその光景に、不思議と胸がじんわりと温かくなるのを感じました。

「誰だろう?」 名前もないそのお土産を手に取りながら、さまざまな顔が思い浮かびます。忙しい日常の中、ほんの少しの時間を割いて職場のことを思い出し、選んでくれたんだろう。その心遣いに、言葉にならない感謝が湧き上がります。

お客様にもよく、「心付けは不要です」とお伝えすることがあります。でも、贈り物が物であれ気持ちであれ、その中に込められた思いが私たちを支えてくれるのです。それは、言葉では表せないほどの力を持っています。

レターボックスには、人知れず交わされる優しさや心遣いが詰まっています。その存在に気づいたとき、ただの箱が、誰かの思いが届く特別な場所に感じられるのです。

「ありがとう」の言葉が心に浮かび、少しだけ今日が明るくなった。

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